2015年6月17日水曜日

ツイ4新人賞座談会 勝手に反省会

ツイ4 という4コマを連載しているサイトで
「ツイ4新人賞座談会」なるものが開始され、応募作品とそれへの編集者たちの評価が
掲載されているのですが、まぁ答えを言っちゃいますと わざわざWEBで掲載する内容物
ではないとハッキリ分かるレベルの内容でした。
応募作品が、ではなく編集者たちのコメントが、です。

誰にでも言えるような粗探しは上手いのですが、磨こうとする努力は感じられません。
ただ貶すだけだったり、怠慢な態度を取るのでしたら 掲載は止めたほうがいいのでは、
と感じられるぐらい不愉快な文章でした。
実際、応募作品の出来が良かったのかと言われれば、首を縦に振るわけでもありませんが。



 最初の「口に出すと口が気持ちよくなる言葉(仮)」は、
確かにコンセプトはあって、画風もあり 何かしらのインパクトはあるのですが
韻を踏んでいるからスルスルと面白い4コマではなく、リズム自体をシュールに
描いてますので 微妙にズレてる感じがあります。印象に残りにくい…
というよりは漫画よりアニメなどの「音」で表現してもらいたい願望みたいなのが
湧いてきました。

 ところが編集者は「つまらん」「一発ネタ」「絵はかわいい」と
誰でも言えるような素人コメント連発。 評価が極端すぎやしませんかね。
応募作品も極端と言えば、極端ですが。



 次の「あのねのネリネbyゆう。」は、
萌えというよりは、個性で売って行こうという強みは感じますが、
やはり独特な作画で それが発揮できてない気がしますね。あとフキダシとフォントを
いじれば機械的な印象が消える気が。 とにかくセンスを出していこうという若さはあるので
技術をどんどん磨いていってほしい作家さんです。

 しかし編集部!「赤ちゃん言葉にイラっとした」とか、そこじゃないだろ!って。
バーやお酒の知識を披露してくれるのはいいんですが、それが辛口では意味ないです。
さらに幼女だからこその身長ネタを粗として消化するとか、どうなんですかね。
今井さんの「10作しかないのに次々粗が見つかる(笑)。」とか酷すぎますし。


 
 次の「エスパー砂藤」は、
絵のクセは、新都社を連想させて面白いですが 確かに合う合わないはあります。
これが悪癖にならないように ぜひとも頑張ってほしい!と思いましたね。
勘違いゲーム脳女は、すごいツボをつけるジャンルなので それとエスパーを
どう組み合わせるのかは気になりました。 偏ってるのかな…?。

 さらに次の「宇宙飛ぶ公務員」は、
ネームだというよりは、表現したいことに追いついてない印象です。
すごい多感な時期を思わせる設定と絵柄から いろいろ察してはいますが、
4コマじゃなくてもギリいけそうな感じや、これ方向性的にミスってるのでは?と
根本的なところで悩まされる部分がありました、宇宙設定は評価します(SF贔屓)

ここでそろそろ編集者たちの本性みたいなのが見えてきます。
「未完成でも許されるのは富樫先生クラスのみ!!」
「4コマ10本読むのにこんなストレスが溜まるとは思いませんでした。
 読ませる気あるんでしょうか。」
「次行きましょう! 次!!」
紹介する意味あったんでしょうか、失礼で下品。



 次の「平和ずきんの狼」は、
ロリコン狼という設定や、全体的な世界観から若さを感じるので
前述の漫画も含めて、<我慢>なるもので工夫すれば 輝く内容物だと思います、
赤ずきんというおとぎをテーマにして どれだけネタを工夫できるのかが重要ですしね。
絵に関しては、癖こそありますが そこまで重度なものではありませんし
トーンが目に悪くない使用になってくれれば、あとは色使い、筆使いの問題でしょう。

ここらへんになってくると、編集者たちのコメントが過疎化、安直になってきます。
そして「sattou先生とか1文字もないときあるよ。」と禁句発言。
○○先生を見習って という発言が悪いわけじゃないですが、この作品には
ふさわしくなさすぎます、方向性違いませんかね。


募集しておいて、この扱いでは誰も投稿できませんし
とてもじゃないですが編集の評価とは思えません。
一行ではなく、丁寧に評価し 丁寧にどこが足りず、どこを直すべきなのかを書いてこそ
編集なのでは?…
「つまんない」「絵が下手」の一点張りでは編集ではなく ただの読者です。

編集は読者がこういった感想を多く出さないようにアドバイスするための人材ですが、
どうにも この方々は失礼なだけの人間に思えます。
いうなれば、石を磨いてダイヤにするのではなく、
ダイヤを見つければ磨きあげ、石なら磨きもせずに捨てる 人間です。



今回の騒動、
「辛口な意見だ」「叩きすぎ」という意見が多いですが、問題点はそこではなく
編集者らしきことを一つもできていない ということが問題なのです。

編集者たちが辛辣な態度で接することが悪いわけでもないし良いわけでもないですが、
問題点は 投稿された作品への<編集者>としての立場で評価ができてるのか
という仕事の話をしているわけです。
あんな一行一行の下らない雑談ではなく、ちゃんとした編集としての意見を
投稿してくれた作家に送っているのなら 別に構いませんが、
そうなると なんであんな一行一行の下らない雑談をネットで公開するのか
という疑問に移り変わります。

本人たちが言ってますが、座談会の影響で ツイ4に、
これから応募作品が増えるのではないかとも発言してます。
そう言うわりには、あんな公開処刑みたいな評価を公開されては堪りません。
たとえ個人には長文の意見を送っていたとしても、一般公開される情報が
アレでは、それこそお話にならないのです。
彼らがやっているのは、辛口ではなく、怠慢です。

怠慢を乗り越えて何があるのでしょうか。


後半もあります
http://human-is-flour.blogspot.jp/2015/06/blog-post_24.html

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